芝居力向上ワークショップに参加した、
たかひろさん(20代・男性)から体験談をいただきました。
芝居力向上WSの参加理由
私は大学から演劇を始め、大学卒業後に俳優になりたいと思い上京しました。
上京して3年になります。
しばらくは事務所に所属しておりましたが、現在はフリーで活動しています。
フリーでの活動は思ってた以上に難しく、オーディションを受けるも引っかからず「演劇したい!お芝居したい!」と思いつつも正直バイト中心の生活を送る日々でした。
そんな中、酒井俊介さんのWSが開催されることをTwitterで知りました。
応募動機は、以前にも酒井俊介さんの演技のレッスンを受けた事がありその際とても楽しくてとても勉強になったからです。
かつて大きく成長を実感出来た事を思い出し「また芝居が上手くなりたい」と強く思い、応募を決めました。
芝居力向上WSの体験談
今回参加してみて良かった事は、今まで芝居をする上でニュアンスでやっていた部分が露呈し、痛感しました。
「分かってるようで分かってなかったこと」を、わかりやすくロジカルに教えてもらえたのはとても納得感が強かったです。
役を演じる目的の重要性
まず、役を演じる時の目的の重要性です。
例で見せてもらった俊介さんのその工夫の深さと奥行きの広さには驚きましたし、とても参考になりました。
人は何か行動するとき、いつもキチンと目的があるはず。
役を演じる時も「その目的をかなり具体的に考えて演じる」という事の重要性を改めて思い知らされました。
目的を考え適時工夫することで役のリアルな人間像が浮かび上がってくる事を今回何度も目撃しましたし、体験することもできました。
これは芝居をする上での「遊び」だと私は感じました。
これが見えてくるとお客さんも強く共感すると思いました。
相手と繋がる大切さ
次に「相手と繋がる大切さを知れた」ということです。
「芝居は1人ではできない」という基本理念を酒井俊介さんは大切に捉えていて、だからこそ「自分も楽しんで相手と楽しむ」という意識が高い稽古場でした。
相手と繋がりにいくという「介入しあうという事」が場面に応じながら出来るようになると「自分も相手も嘘のないリアルな会話(芝居)」ができました。
この相手と繋がる感覚が達成できると、より新鮮に感じ、よりお芝居が楽しくなりました。
この体験はとても心地よく、お芝居の魅力が倍増しました。
嘘のないセリフ
そして「嘘のないセリフを言う」ということです。
酒井さんは「経験者には勝てない」ということを仰っていて、それは私もその通りだと思いました。
しかし我々が担うセリフやお芝居の上では、実際には経験したことないような事件や出来事の方が圧倒的に多い……そんな未経験の設定に対して、「嘘にしない方法」や「その準備」や「具体的な工夫の仕方」などを色々な角度からレクチャー頂きました。
だから最終的には説得力ある芝居に辿り着く事ができました。
今後の糧になる、とても良い経験でした。
芝居力向上WSのまとめ
今回のWSで共感することの大切さを知りました。
お客様に共感してもらえる身体になる上で酒井さんが仰っていた「実験し、実感し、体感し、経験者になり、嘘をなくす」この考え方はとてもしっくりきました。役者にとってとても重要なヒントを沢山得ました。
その上で、相手と繋がりにいき、お互いが「共鳴」する。
これができたら自分も相手も観ている人も共感し、感動が生まれると思いました。
今回のWSを経験して、少しながらではあるかもしれませんが、私の感受性が豊かになった思います。
これからも相手と一緒に繋がれることや、役をしっかり生きられる俳優になれるようになりたいと強く思いました。
ここで学んだことはどの現場に行っても通用することばかりの経験です。
今後芝居力向上WSに参加する人へ
酒井俊介さんのWSは役者をやる上で重要なことばかりです。
私も参加する前と参加した後の自分の身体の熱が全然違います。
「もっとお芝居したい!」という気持ちが湧き立っています。
参加を検討している方は是非参加してみてください。
きっと新たな景色が見えると思います。
コメント